見積もりが遅くなる理由は、単純に忙しいからだけではないと思います。
もちろん、案件が重なれば時間はかかります。
ただ実際には、次のような確認に時間を使っていることも多いです。
- 前回どうだったか探している
- この条件は誰が決めたのか確認している
- このお客様だけ特別条件だった気がする
見積作成は、金額計算だけではありません。
過去情報を探して、条件を確認して、前例を見ながら判断している。
だからこそ、整理されていない会社ほど、見積もりに時間がかかります。
過去見積を探す時間が増えていく
見積作成で意外と多いのが、探している時間です。
- 前回見積
- 過去単価
- 仕様違い
- 客先ごとの条件
ExcelやPDFは残っている。
でも、次のような状態になることがあります。
- どこにあるか分からない
- 最新版が分からない
- 担当しか知らない
すると、見積作成ではなく、情報探しの時間が増えていきます。
「前回と同じ」が、逆に難しくなる
中小企業では、
「前回と同じでお願いします」
がよくあります。
ただ実際には、次のようなことも多いです。
- 仕様が少し違う
- 数量が違う
- 原価が変わっている
- 条件だけ昔のまま
本当は確認が必要なのに、過去経緯が見えない。
だから担当者頼みになる。
これが増えると、見積作成が属人化していきます。
早く出せる会社は、整理されている
見積が早い会社は、単純に作業が速いわけではないと思います。
- 過去情報を探しやすい
- 条件が整理されている
- 判断基準がある
- よく使う形がそろっている
だから、迷わない。
逆に、毎回ゼロから確認していると、どうしても時間がかかります。
見積もりは、営業スピードにも直結する
内容や技術力が同じでも、見積の速さで印象が変わることがあります。
問い合わせした側からすると、
- 返事が早い
- 話が進みやすい
- 整理されていそう
という安心感につながるからです。
逆に、何日も返事が来ないと、その間に他社比較が進んでいることもあります。
まずは、探さなくていい状態を作る
見積改善というと、システム化や自動化を考えがちです。
もちろんそれも大事です。
ただ、その前にできることもあります。
- 過去見積を探しやすくする
- 条件を残す
- 特別対応を見える化する
- よく使う形をそろえる
これだけでも、かなり変わります。
見積作成を速くするというより、探している時間を減らす。
そこが意外と大きいと思います。
まとめ
見積もりが遅くなる理由は、計算作業だけではありません。
- 過去情報
- 条件確認
- 担当依存
- 例外対応
そうした積み重ねが、見積作成を重くしていきます。
毎回ゼロから考えていないか。
そこを見直すだけでも、営業の動きや管理はかなり変わると思います。